WORKS-Miniature Vol. 11 赤 Red
- maa2011jp
- 2020年3月1日
- 読了時間: 5分
更新日:2021年3月18日
講評年・月:2016年1月 January 2016
小西 春江 Harue Konishi


[大きさ]縦16cm × 横19cm
[作品説明]紅絹を用い真綿を赤に染め、きのこ状につくる。
バックはミシンステッチ。右下に一種類の絹の刺しゅう糸とさんざしの糸で落款を縫う。
[講評]
・バランスがよくひとつの作品にまとまっている
・小さいけれど広がりがある。
・ポイントが二つに分かれてしまう
・放射線が止まるようにもみえる
齊藤 礼子 Reiko Saito


[大きさ]縦27cm × 横10cm × 高さ3cm
[作品説明]着物の裏地を使用。
バイアスにして縫い付けギャザーを作る。箱に布を巻きつけてバックを作る。
[講評]
・バレンタインデイの贈り物のようで商品っぽい
・色がきれいで、濃い色がきいている
・強弱のバランスが良い
・色違いで並べてもおもしろい
山家 久子 Hisako Yambe


[大きさ]縦22cm × 横41cm
[作品説明]布に本物の葉っぱを針金でとめた。
葉が乾燥してこのままでは破損のおそれがあり心配。
[講評]
・野外の展示でもおもしろい(自然に帰す)
・形状記憶のスプレーで維持したらどうか(ドライフラワーの店で聞いたら)
・下の生地は手縫いにしたほうがよい
・自然のままに朽ちていくのもよい
・糸を垂らすならもう少し工夫が必要 針金を下してもいいのでは
石子 和江 Kazue Ishiko


[大きさ]縦14cm × 横6.5cm × 高さ16.5cm
[作品説明]題名 仲良し
ウール100% 太と細の糸、 頭に針金 、 ラメのマニキュアを使用。
大人と子供を宇宙人のようなイメージで作成。
先をとがらせ、光らせたかった。
[講評]
・上部の曲がっているのがかわいくて好き
・異素材を加えておもしろい
・ふしぎな材料を使いながらまとめている
道正 千晶 Chiaki Dosho


[大きさ]縦17cm × 横18cm
[作品説明]縮むシートを用い、むら脱色、墨で部分的に染める。
パーツのひとつで将来的には立体にする。
糸作りから始める。(古布を細く切りステッチで押さえる)
[講評]
・時間を織り込むみたい
・情念を感じる
櫻井 紀子 Noriko Sakurai


[大きさ]縦38cm × 横44cm
[作品説明]ミシンキルト
作った型に、クレヨンをステンシルのように塗る。
赤の染めはあまりにじまない。
メディウムで色をとめる。
[講評]
・円の大きさが全部同じでなくてもよい
・円の抜けているところがあってもよい(円構成を変える)
・キルトとして作品が成り立つ
浦賀 静登 Shizuto Uraga


[大きさ]縦37cm × 横47cm
[作品説明]カッティングシートと布で火事のイメージで形をとる。
シートをドライヤーとアイロンで縮め、刺子のミシンで縫う。
(針目を出したくなかったので)
[講評]
・もっと糸の変化でおもしろいテクスチャーを出した方がよい
・糸の太さ(60番)が変化をつけたらおもしろい(手と機械の違い)
・電子レンジで縮めた小さい布をつないでもおもしろい
伊藤 奏生 Sohsei Itoh



[大きさ]縦25cm × 横62cm × 高さ11.5cm
[作品説明]今回は接着剤を使わないことを決め、和紙を重ねて、丸みを出すためにキャンバス地を用いる。
キャンバス地は台湾製、バーナーをかけると縮み、うねっておもしろい。
形は糸と針で制作。表面に油絵具と樹脂を塗る。
朽ちた木をイメージしたが肉々しいものとなった。
赤い色がいやでやすりをかけた。
[講評]
・糸が表に出たら人形のイメージがあっていいのでは
・魚の鱗っぽい
・グロさはちょっとでは出せないからおもしろい グロと芸術
・もっと実験していろいろな手法やテクニックを使い変化をみる
・形は好き
鈴木 あきこ Akiko Suzuki


[大きさ]縦30cm × 横23cm × 高さ16cm
[作品説明]題名 Hurt me
外国では芸者アンダーウエアーが分かりやすい。
紅絹を使用。下絵なしで頭の中でイメージして制作。
カットしてからミシンでたたく。錆びた針金で中身を作成したい。
[講評]
・接着剤を水で薄めて、裏からコーテイングして固めたらどうか
・形がきれいで、自由に作ったところがとてもおもしろい
・発想がおもしろくてオリジナリテイ-がある
吉田 幸代 Sachiyo Yoshida


[大きさ]縦17cm × 横23cm × 高さ8cm
[作品説明]再生のテーマでいくつか作りたい。
デニムの赤い新しい布で制作。あちこち傷つけてステッチ。
作っていてエネルギーを感じた。
[講評]
・平らにした方がステッチがよく見える
・脱色、ステッチもありアンバランスがおもしろい
・いろいろ遊びがあって、もっと不均衡にした方がいい
・きれい
神保 節子 Setuko Jimbo


[大きさ]縦16cm × 横21cm × 高さ13cm
[作品説明]草木染め(蘇芳)で矢羽かすりを二本織る。
絣を作るための染めが大変。二つに重ね、未来に向かって伸びるイメージ。
[講評]
・4本くらいの方がボリュームがあっていい
・形としては壁飾りより床置きの方がよい
・先の糸はもうちょっとボサボサにした方がよい
・矢羽は海外の人には矢印のイメージしかない
廣野 とし子 Toshiko Hirono


[大きさ]縦9cm × 横8.5cm × 高さ20cm
[作品説明]情熱を表現。紅絹は柔らかいので、裏に接着芯で強める。
市販の箱に紅絹をひだに折り、接着剤でくっつける。
[講評]
・立てたほうがおもしろい
・プリーツの幅が揃ってないところがいい
・接着芯が、もっと白いか固い方がよい
・白がチラッと見えるのがよい
落合 悦子 Etsuko Ochiai


[大きさ]縦24cm × 横28cm × 高さ10cm
[作品説明]体のなかの血管をイメージ。
白血球や赤血球をホタル絞りで使う綿で縫い付けた。それを赤い網状の紙で覆った。
[講評]
・アンバランスでいいのではないか
・展示の仕方でイメージが変わる
指田 容史子 Yoshiko Sashida


[大きさ]縦57cm × 横29cm
[作品説明]アーティスト日比野こずえさんの舞台衣装の生地を使って、生き物をテーマにした
バッグ作りのワークショップで作成したもの。赤い鳥をイメージ。
手縫いで、その場で考え2時間で制作。作るのがとても楽しかった。
[講評]
・時間がないから自由な感じでいい
・色、素材の力が強い
・感性がとぎすまされて作るから、すごくいい
・若い子に受けそう
Comentários